愛犬家の皆さんは自宅で愛犬のお手入れなどはされていますか?
自宅でのホームケアと聞くとシャンプー。と思いがちですが、実はシャンプーよりブラッシングの方が重要です。と当店ではお伝えしています。 特に被毛が長く伸びる犬種(プードル、シュナ、シーズー、ヨーキー、マルチーズetc.)で、なおかつ可愛いスタイルを維持されたい方は絶対です。また、長毛種だけが必要だと思ってしまいがちなブラッシングですが、実は(チワワ、ダックス、パグetc.にいたるまで、)どの犬種にもぜひ行っていただきたいお手入れです。今回はそんなブラッシングについてお話していきます。
毛玉について
犬は人に比べ、被毛(毛)が細く、やわらかいです。そのため、絡まりやすくもつれや毛玉が出来やすいです。
特に犬の行動の中で摩擦が起きやすい場所はもつれやすくなってしまいます。
例えば、人の話を聞こうと立てたり下げたりする耳。嬉しくて振る尾っぽ。走りまわる脚や脇、リードを付ける首回り、などがそれに当てはまります。もつれは、ほっておくと大きな毛玉になってしまいます。
毛玉が出来るとどうなるの?
毛玉は、被毛同士が絡み合い常に引っ張り合っている状態です。その為、ワンちゃんも痛いのです。
被毛は痛みますし、皮膚もひっぱられ真っ赤になります。また、毛玉が出来ている箇所は通気性が非常に悪く、雑菌の温床にもなり皮膚病の原因になる事あります。
なぜ、ホームケアはシャンプーよりブラッシングの方が重要なの?
自宅で、毛玉があるままシャンプーをすると、毛玉のある場所を綺麗に洗うことはできません。
また、ブラッシンクなしにシャンプーをして乾かすことにより、余計に毛玉が頑丈にもつれあってしまうのです。十分に洗うことができず、洗い残しから皮膚を傷める原因にもなりかねません。良かれと思って行うシャンプーが、実は皮膚・被毛の状態をもっと悪くし毛玉をより大きくしてしまうのです。それなら、お家では何もしない方がいいですし、シャンプーをするよりブラッシングをしてあげる方が断然!大切なのです。
ホームケアの方法と道具
ワンちゃんによって使用する道具は異なりますが、
チワワ(ロングコート)、ダックス(ロングコート)、パピヨン、プードル、シーズー、キャバリア、ポメラニアン、シュナ、ゴールデン、等々、大抵の犬は、スッリッカーブラシとコームを使用してブラッシングします。
短毛種のパグ、イタグレ、ボストンテリア、チワワ(スムース)やダックス(スムース)などはラバーブラシを使用します。短毛種のブラッシングは日常生活の抜け毛を少なくしマッサージ効果もあります。
トリミング時の毛玉対応
トリミングの際は毛玉をブラッシングでとります。ひどい毛玉の場合は犬に痛みがともない時間もかかる為、愛犬には負担が多く辛い作業になります。
そんな場合は、ブラッシングで毛玉をほぐすのではなくバリカンで短く全身を刈る方が愛犬の負担も少ないためおススメさせていただく事もあります。
ひどい毛玉の場合、時間をかけてトリマーが毛玉をとり、長毛をキープしたとしても、お家でのブラッシングが十分でない、またはその子の周期に合ったトリミングをしない限り、毎回同じ状態を繰り返します。愛犬にとっても段々、トリミングがストレスになってしまうのです。
毛玉をつくらないためにはどうすればいいのか?
・ブラッシングが難しければ、短く刈るか、短めのスタイルにしましょう。
短いカットがお好みでなければ、
・正しいホームケア(ブラッシング)を行うか、その子にあったトリミング周期でトリミングサロンに連れていくことが大切です。(長くのばしたスタイルや犬種によっては1か月に1度でももつれてる場合があります。)
当店では小さなもつれなら毛玉料金はいただいていませんが、毛玉料金がかかる(数十分かかる)ほどの毛玉は、間違えなく、トリミングの周期やお手入れ方法、スタイルのどれかに問題があります。
愛犬の被毛のホームケアは、ブラッシング。
当店でも、レクチャーできますのでご興味のある方は是非お声がけください♡